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放射線治療

最新鋭の放射線治療装置トモセラピー

2010年9月1日に湘南鎌倉総合病院は新築移転し、徳洲会グループでは今後さらにがん治療に力を入れていこうと考えています。そこで、今もっともがん治療の世界で注目されている装置、トモセラピーを導入するに至りました。
国内では17台目、神奈川県では初の導入となります。

最新鋭の放射線治療装置トモセラピー

集中的にがんを狙い、身体に優しい治療が可能です。

簡単に説明すると、トモセラピーは、CTと現在放射線治療で主流のリニアックを組み合わせた装置です。らせん状に放射線治療のビームを出しながら寝台が動いていくので、従来の治療装置であるリニアックでは難しかった照射がトモセラピーでは可能となりました。

 


トモセラピーでは「強度変調放射線治療(IMRT)」という技術を使うことによって、がんの形に合わせて照射することができます。これによって線量を局所的に高めることができるので、治療効果が高く、がんのまわりにある正常な細胞に放射線を照射することを少なくし、副作用を徹底的に低減させることができます。
 

頭部では、集中的な放射線治療で主流のガンマナイフ・サイバーナイフ装置と似たような治療が得られます。また、どのような部位にも幅広く、効果的な放射線治療を行うことが可能です。 

放射線腫瘍科 照射件数

                                                                        (単位;件)

  2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度
乳がん 73 39 50 55 64 66
前立腺がん 60 71 89 67 56 54
肺がん 48 32 28 15 9 20
骨腫瘍・骨転移 28 61 76 81 74 66
悪性リンパ腫
(血液系のがん)
28 19 29 16 34 15
脳・脊髄腫瘍 15 21 22 17 15 24
食道がん 14 13 9 18 10 10
子宮がん 12 14 8 17 17 31
膀胱がん 8 0 3 5 4 12
その他の悪性腫瘍 20 32 24 50 51 46
総件数 306 302 338 341 334 344

 

トモセラピーの特徴

  1. 副作用を徹底的に抑え放射線治療を行うことができます。

    ●トモセラピーでは「強度変調放射線治療(IMRT)」を利用し、正常な組織に放射線を照射することを
     少なくし、副作用を徹底的に低減することが可能です。



    前立腺がんのトモセラピーによる放射線治療
    回転しながら放射線を照射していきます。放射線の照射によって赤く染まっていってるのが、前立腺です。
    周りの正常組織「腸管(横に細い透明な臓器)、膀胱(緑色の臓器)には、ほとんど放射線は当たっていないのが分かるかと思います。

    ●トモセラピー内臓のCTを使って治療直前にCT画像を撮影し、がんの位置がずれている場合(膀胱に尿が溜まっている時や腸管にガスが溜まっていて腫瘍を押している場合など)、位置の修正を行います。このように治療直前に撮影した画像をもとに治療する事を画像誘導放射線治療(IGRT;image-guided radiotherapy)といいます。これにより正確で的確な放射線治療が可能となり、正常組織の副作用の低減が可能となります。

  2. 身体に優しい治療が可能です。
    通常の手術では危険が伴う場合や年齢的、体力的に手術が不安な方も安心して放射線治療を受けることができます。また、仕事をしながら治療を受けることも可能です。(医師との相談の上の決定となります。)
     
  3. 複数個所、全身において一度に連続して治療することが可能です。
    ガンマナイフ、サイバーナイフなどで行うような、集中的な照射から複雑な照射、複数個所、全身をターゲットにした広域な照射まで色々な形の照射にもコンピューターの制御によって行うことができます。



    またこれらの照射は、一度に連続して行うことができるため、患者さんの負担を少なくすることができます。

トモセラピー 治療の流れ

トモセラピーの流れとしては、病変の大きさ、性質、病変の場所、患者さんの状態等を放射線科の治療医師が十分協議検討した上で、トモセラピーで治療可能か、手術または、他の治療法がよいのかを提案させていただきます。

  1. 診察
    トモセラピーによる治療が本当に患者さんのために最適な治療方法なのか、問診・診察によって判断していきます。情報が足りない場合、追加の検査を行うことがあります。院外から来られる方は主治医の先生の紹介状をお持ちください。(画像、検査データ等があればお持ちください)
     
  2. 治療計画
    放射線治療を行うための治療計画を作成します。どの場所にどのくらいの線量をかけるかを決めるために、まず治療計画用のCT撮影を行います。

    治療する部位などにより、一定の姿勢を保つために固定具を作成することがあります。
    また大まかな位置合わせのためにマジック等で印をつけます。
     (治療計画が正確に実施できるか確認作業が必要なため、治療開始までに数日間かかります。確認終了後、治療開始となります。)
     
  3. 治療等に関する説明
    治療開始日、治療日数、毎日治療する時間の設定等、治療する時の注意点の説明をします。
    また、不安なことがあればご相談ください。
     
  4. 放射線治療の開始
    治療計画時と同じように寝ていただきます。トモセラピー内蔵のCTでCT撮影を行い、位置がずれていないか確認してから、実際のトモセラピーでの放射線を照射します。(一回の治療時間としては20~30分程度です)

    一回に大量の放射線を照射すると正常な細胞に副作用が起こりやすいので、数十回に分割して照射していきます。

    基本的には1日1回照射で月曜日~金曜日の週5日間となります。
    照射日数はがんの性質、治療部位等によって差がありますので、診察時にお話しいたします。

トモセラピーに関する問い合わせ、申し込みについて

患者さんへ
トモセラピーは日本国内で設置施設が少ないことから、希望される患者さんが多く、予約が非常に取りにくくなっている状態です。施設によっては、半年待ちというところも少なくないようです。がんは時間との戦いになる病気ですから、湘南鎌倉総合病院ではできる限りお待ちいただく日数を少なくし、多くの患者さんに満足していただける医療を提供していきたいと考えております。
現在の主治医の先生に紹介状、ご病気に関する資料をご用意して頂いてください。

湘南地区をはじめ県内外のがんで悩んでいる方々の力になれれば幸いです。

※トモセラピーは万能の治療機器ではありません。患者様のご病状、腫瘍の種類や形状によってはトモセラピーではなく、他の放射線治療機器のほうが良い治療ができることもあります。また放射線治療以外の治療を優先されたほうが良いこともあります。そのような場合も患者様に十分なご説明をさせていただきます。 
 

 各医療機関の先生へ 患者さんのご紹介に際して
紹介状とともに、主病巣の病理レポートのコピー、画像(CDあるいはフィルム)、画像レポートを添付していただけると診療がスムーズに進みます。放射線治療の適応があるかどうか、ご不明な場合は事前にお電話にてご相談ください。
放射線腫瘍科の診察は、(月)~(木) です。

トモセラピーのお問い合わせ診療予約は、地域連携室 病診連携係 まで

                             0467-46-1717(代)


 

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