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先端医療センター Center for Advanced Medical Care

Q&A

07

FDGに副作用はないのですか?

A

FDGにはアレルギー反応や副作用はほとんど報告されていません。
FDGはブドウ糖に近く、身体に必要な成分からできていますので、不純物が混入しないかぎり、健康被害を与えることはありません。

FDGには18Fという放射性物質が含まれていますが、非常にわずかな量です。
この放射性物質は時間の経過とともにどんどん少なくなっていきます。
注射後約2時間で半分の量になり、4時間でさらに半分(4分の1)に、検査の翌日には測定することができないくらいまで減っています。

また、身体の中に取り込まれた放射性物質は代謝や排泄によっても体外に排出されます。
FDGの主な排出経路は尿であり、注射された直後からFDGは尿の中にどんどん排泄されていきます。
余分なFDGをすみやかに体外へ排出させるために検査の当日にいつもよりも多めの水分をとり、排尿をうながすように説明させていただいています。
これには、PET/CTの画像をよりきれいにすることと被ばくを減少させることのふたつの意味があります。

もっと詳しく! 放射性物質の半減期について

放射性物質の放射能(放射線を出す能力)は時間が経つにつれて減衰していきます。
放射性物質の放射能が半分になるまでの時間を放射性物質の「物理学的半減期」と呼びます。
また、体内に取り込まれた放射性物質は、代謝や排泄などによって体外に排出されています。こうした生物学的な働きで体内の放射性物質が半分になるまでの時間を放射性物質の「生物学的半減期」と言います。
身体の中に放射性物質が入ったときには「物理学的半減期」による減少と、「生物学的半減期」による減少のふたつの工程が同時に進みます。
両方の半減期を合わせた半減期を「実効半減期」と呼んでいます。この実効半減期は、物理学的半減期と生物学的半減期のどちらよりも短い時間になります。
放射性物質の中でもFDGに含まれている18Fは半減期が短く、およそ110分です。この特徴は受診者の被ばく量が少なくなる点では長所となりますが、時間の経過とともに薬の効き目がなくなっていくという点は短所ともいえます。

放射能の減衰と半減期

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