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腎臓病総合医療センターブログ

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<Vol.109>【コロナ禍に必要なもの】

人は社会で経済活動をしているだけでは人間の尊厳が失われる。芸術を通して自己の内面を見つめ、人が人にお互いの心情を伝え合ってこそ、そこに「生きる意味」が生まれる。
オンライン診療やウェブ会議など、人が人と対面し接することが控えられていた。致し方なかった状況であった。幸いにも、我々日本人ではほとんどが無症状か軽症である。PCR陽性者と表現すべきであって感染症と言えるのかと思う。無論、発症していないから疾患では無いことは明らかである。獲得免疫の出番を待つ必要もなく自然免疫の力で対処できているのだろう。だから、IgG抗体も陽性になりにくいのだろう。

自然免疫力は美味しいものを食べ、体を動かし、いい音楽を聴き、皆が集まって笑えるからこそNK細胞の活性があがるのだ。こんなストレスの状況でいつまでも清教徒のようにじっと耐えてお祈りばかりしていては交感神経活性の高まりから免疫力は落ちる。今こそ、免疫力アップにwithコロナをしっかり考えニューノーマルな生活形態を考えるべきである。 
一部の非常識な活動や行為を厳に慎み、絶叫型の活動は今しばらくやめて一般の社会活動を再開すべきだと訴えてきた。報道の仕方など異様であった。
この間に、「これしきの症状」と受診を手控えたために悪化した疾患は多い。虚血性心疾患や足の傷もそうだ。悪性腫瘍の発見も数ヶ月は遅れているのではなかろうか?糖尿病管理や血圧管理もそうだ。交感神経活性の増加から悪化しているのに怖れて受診もせず採血結果が悪化していることに気づくのも遅れがちであった。
入院も躊躇されていた。面会禁止など基本的人権に抵触する可能性もある重要な問題がいつまでも続いているのも考えるべきであると話してきた。注意してやっていけばよかろう。命の最後に家族と会えないなど、皆さんが入院したくないという気持ちは当然である。まさに、コロナ禍であり、コロナ関連疾患と呼んでみたい。こうしたコロナ関連疾患の増加の方が、コロナ陽性者よりも重篤な状況を生み出していることを報道すべきである。

自然免疫をアップさせてウイルスに負けない身体を作ろう。わたしは、モーツァルトをオススメする。美味しい、パスタやワインもいい。グラス片手にクラシック音楽を聴くと日頃の苦難を忘れることができる。まさに、マインドフルネスである。11月PHPエディターズから拙著が上梓されます。是非ご一読を。
芸術は我々の生命維持装置であるとメルケル首相は言います。わたしは人が価値を置かないものに価値を見出すことが好きである。夏目漱石の「草枕」にある、最初の有名な一節(智に働けば角が立つ。情に棹差せば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい・・・)に続いて、こういう文がある。「あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊い」。既に、100年以上前である。見事に世相を描き、人の住みにくい世を豊かで長閑にしてくれる詩や音楽、絵画の大切さを謳っている。

腎臓病総合医療センター 小林修三

<Vol.108>【第45回SK腎セミナー開催!】

新型コロナウイルス感染症が蔓延し、SK腎セミナーは2月以後中止しておりましたが、7月27日に感染防御に徹底しながら当院講堂でニプロ株式会社様と共催で開催いたしました。院内から37名、院外から20名の方が参加されました。

まず、当院の種山かよ子副技士長は、クリニカルエンジニア(CE)の立場でのタンザニアにおける腎移植支援に関し、現地での活動およびこれからの課題について報告してくれました。

特別講演の倉敷芸術科学大学生命科学部生命科学科准教授 楢村友孝先生は、世界におけるCEの役割についてご講演くださいました。先生はミャンマーやカンボジアなどアジアの国々で血液透析の指導をされ、それぞれの国で腎臓学会の設立やCEの専門学部のたちあげなど、幅広い活動をなされています。

私たちが日ごろ安心して血液浄化治療ができるのはCEの大きな働きの上にあります。日本のCEは機械を扱うだけでなく、患者さんの治療に看護師とともに直接あたるという、二刀流の働きをし、このようなCEがいる国は日本だけです。この素晴らしいCEの人々が日本だけでなく世界へ羽ばたいていってもらいたいと思いました。

CEさん達へのエールをたくさんいただきました。

腎臓病総合医療センター 日高寿美

<Vol.107>【第2回腎臓内科医のための腎移植研究会】

2019年9月12日に、病院講堂で腎臓内科医のための腎移植研究会が開催されました。
当院からはAMR(急性抗体関連型拒絶)とTMA(血栓性微小血管障害症)の合併例を松井先生が報告しました。
また、東京医大の尾田高志先生からは、様々な臨床例から「感染」と「腎疾患」を結びつける着眼点について基礎のデータを交えてお話をいただき、大変興味深かったです。
腎移植医療の中に、慢性腎臓病の病因を紐解くヒントが隠されており、腎臓内科医がもっと移植医療に取り組まなければならない、と考えさせられた1日でした。

腎臓病総合医療センター 守矢英和

<Vol.106>【国際腹膜透析学会アジア大会】

2019年9月5日(木)〜7日(土)にかけて、名古屋国際会議場にて国際腹膜透析学会のアジア大会であるAPCM-ISPDが開催されました。今回、腎臓病総合医療センター医員の田口慎也先生がPD患者の腹部エコーによる腹膜厚についての検討と、管理栄養士の古旗省吾君がPD患者のフレイル・サルコペニア評価としての25GLF-scoreの有用性についてポスター発表をしました。二人とも初めての国際学会発表でしたが、堂々と流暢な英語で発表していました。



 
田口慎也先生

古旗省吾管理栄養士 
   

腎臓病総合医療センター 守矢英和

<Vol.105>【第33回鎌倉市腎友会総会と講演会】

第33回鎌倉市腎友会総会と講演会

4月21日に鎌倉市腎友会総会が開催されました。
顧問である小林院長代行から挨拶があり、その後永年透析者の表彰。
当院からも透析歴15年、20年の方が表彰されました。
午後には、当院の作業療法士の西村さんから透析患者の運動療法について講演があり、大変盛り上がりました。
自分も運動しないと、、、💦


   

腎臓病総合医療センター部長 守矢英和

<Vol.104>【腎臓病総合医療センター歓迎会】

腎臓病総合医療センターでは、この春、師田まりえ先生を始め多くの仲間を迎えました。 先日新たな仲間の歓迎会を開催しましたが、参加人数は74名。
お店の方が、全員が腎臓内科なのでしょうか?こんなに多いんですか⁈と驚いていらっしゃいましたが、
透析室や病棟、外来、薬剤部、栄養室、リハビリ、医療相談室、治験センター…
腎臓病総合医療センターに関わる院内の各部署からも数人ずつが参加しての74名でした。
日頃から当センターでは、チームで患者さんの治療やケアに当たっています。
歓迎会はチームの絆を深める良い機会となりました。
本年度もチームが協力して、患者さんのために力を尽くします。

腎臓病総合医療センター秘書

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