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アレルギー外来

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多様化した社会の中では同じ病気でも子どもによって治療内容を大きく変える必要があります。どんなに優れたお薬でも嫌がって飲めなければ意味がありませんし、保護者が忙しくて1日3回飲ませる薬を夜しか飲ませていなければ良い効果が期待できないかもしれません。私達の外来では可能な限り、本人の特性や家族の生活スタイルに沿った治療を提案していきます。分からないことや不安なことなどがあれば遠慮せずに相談してください。当院で行う検査・治療はすべて保険適応内となりますので安心してご相談ください。

問診(話による診察)の重要性

私はアレルギー診療でもっとも大切なことはじっくりと会話をすることだと考えています。なぜならば話の中に診断・治療のためのヒントがたくさんちりばめられているからです。診断のみならず、アレルギーに限らず他の病気についても言えることですが、その病気についてよく知ってもらうことが安心に繋がり治療効果が増強することも期待できます。「アレルギーで困っているがきちんと相談できずモヤモヤする」、「子どものアレルギーについてもっと知りたい」、「アレルギーって治るのか?」、「食物アレルギーだけど誤食が心配」、「親がアレルギーを持っているので子供はどうすれば?」・・・・・・
このような方々はぜひご相談ください。

食物アレルギー

食物アレルギーの子は年々増加していますが、残念なことに適切な診断をされていないことも多いのが実情です。本来は食べられるのに「念のため」という不適切な理由で除去されてしまったり、逆に食べると危険なものを自宅で食べてよいと指導されていることもあります。「念のため」食べないという指導は正しそうに感じますが、食べられるはずのものを食べずに過ごすことで、むしろ食物アレルギーが悪化してしまう可能性もあります。「正しい診断のもとに安全に食べられる範囲内で食べること」が重要なのです。

正しい診断というのは食べられるかどうかの二択だけではなく「○g食べたらこんな症状が出た」などといったより詳しい評価もとても有用です。
正しい診断を下すには「食物経口負荷試験※1」が欠かせません。
現在、当院では毎週水曜日・土曜日に実施しています。

※1:詳細な問診や血液検査によって必要と判断された場合です。
負荷試験だけの予約などはできませんのでまずはアレルギー外来を受診してください)

食物経口負荷試験の結果をもとに、症状が出る量(閾値量)よりも十分に少なく安全な量を決めたら、食べられる範囲で食べるという形で管理栄養士から個別に栄養指導を行うこともできます。また、アナフィラキシー(アレルギーによる強い症状)を引き起こす可能性がある子にはエピペンという自己注射針の処方と指導を行っております。このお薬は非常に心強いお薬ですが登録した医師しか処方できない薬剤であり、アナフィラキシーと診断されているにも関わらず処方されていない子もいます。心配な方はぜひご相談ください。

アレルゲン微量摂取

私達の施設では下図のようにアレルギー食材を安全な範囲で少しでも食べるように栄養指導をしています。アレルギーが自然に軽快する力を後押しする可能性があるだけではなく、誤食した時のリスク軽減にも繋がると考えられます。詳しく知りたい方はぜひご相談ください。

※食物経口免疫療法について

上記のアレルゲン微量摂取指導とは似て非なるものです。一番の違いは閾値を超えて強制的に増やしていくかどうかです。当院では食物経口免疫療法は行っておりません。理由は安全性が担保できないことにつきます。多くの研究から効果は十分に期待できますが増やしていく過程の中でアナフィラキシーなど重篤な反応が出てしまうことが少なくありません。したがって現時点では全例に実施すべき治療ではないと考えます。
アレルゲン微量摂取との違いは分かりにくいと思いますので受診の際には分かりやすく説明します。(なお、経口免疫療法を希望される方は実施施設へご紹介させていただきます)

栄養指導

食物経口負荷試験を実施したときにはその結果を参考に原則として管理栄養士による栄養指導を実施しています。原則としては「安全に食べられる範囲で食べることの指導」を行いますが、そのために注意しなければいけないことがいくつかあります。実際の摂取方法と除去における注意点を資料(HP上のものは解像度を下げています)を用いながら説明させていただきます。また、食物経口負荷試験を受けていなくても実施することは可能ですので希望の方は是非ご相談ください。ただし、上で述べた形の「食べられる範囲で食べる」指導はできないこともありますのでご了承ください(閾値が不明なため)。

乳児湿疹・アトピー性皮膚炎

ここ数年のアレルギー診療における最大の変化・進歩は皮膚に対する考え方といえます。
食物アレルギーなどは皮膚に関係なさそうに思えますが、荒れた皮膚に種々の食べかすが付着することで食物アレルギーが進行してしまうことがわかってきました。
食物アレルギーの最も重要な悪化因子は肌荒れなのです。乳児期からのアレルギー予防で重要なことは一にも二にも“皮膚をきれいに保つこと” といえます。
大事なことは日頃のスキンケアと湿疹に対する正しいステロイド外用(塗り薬)です。ステロイドは悪者にされやすい薬ですが、アレルギーに使用される多くのステロイドは上手に使えば心配となる副作用はまず起きませんし外用薬については極めて安全性は高いと考えられます。ステロイドはそもそも体で作っている成分です。むしろ抗菌薬の乱用などのほうがよっぽど不自然で将来的に大きな問題を引き起こすと私達は考えています。アレルギーと皮膚については定期的に実施している公開講座でもお話していますが、外来でも個別に分かりやすく指導・説明させてていただきます。

気管支喘息・アレルギー性鼻炎

小児気管支喘息ガイドライン、アレルギー性鼻炎ガイドラインなどに準じた適切な治療を行っています。喘息については急性増悪時には入院治療も行っています。また、各種精密検査(呼吸機能検査、呼気中NO測定、吸入アレルゲン検索など)を必要に応じて実施しています。しかしながら喘息は慢性的な治療であり、よりよい効果を得るため状況によっては逆紹介状を発行させていただき、かかりつけ医と連携して治療していく方法を提案することもあります。アレルギー性鼻炎については舌下免疫療法という新しい治療法も取り入れて実施しています。子どもでも実施できるように適応拡大しました。下記HPも参考にしていただき希望の方はぜひご相談ください。

免疫療法ナビ(外部サイト)

民間療法について

民間療法(脱ステロイド療法など)については医科学的根拠に乏しいため、当院では一切推奨しておりません
当然ながらステロイドに限らず不要な薬を使うことはよいことではありません。どのような薬であっても不要と判断したらその時点で終了しますし、とくにステロイドについては(軟膏や吸入など安全性の高いものであっても)ダラダラとむやみに使い続けることは我々も反対です。しかしながら、必要と思われるときには安全性をしっかりと説明した上で使用させていただきます。ステロイドは上手に使えばとても心強い薬です。アトピー性皮膚炎や気管支喘息など多くのアレルギー疾患で最も重要な薬といえます。原則としてアレルギー学会のガイドラインなどをベースにして患者さんごとに個別に若干の変更点を加えながら治療にあたります。
一緒にお話をすることで「今後の参考になる」「アレルギーのことをもっと詳しく知りたい」と言っていただいたり、なかには「方針を変えて一緒に治療していきたい」と言っていただくこともあります。

お子さんのために出来ることを一緒に考えませんか?
ぜひご相談ください。

【受診について】

  • アレルギー専門外来初診のときには30分以上お話をすることが少なくありません。とくに食物アレルギーは上述したように問診がとても重要となります。初診のときには時間に余裕を持って起こしください。
  • 皮膚の症状などは病院に来たときは落ち着いているということもありますので、悪い状態を写真(スマホでも構いません)に撮って見せていただくと診断の手助けになります。ご持参いただける方はよろしくお願いいたします。
    ※ゼーゼーなどの呼吸器症状は音声付き動画で胸の動きなども写っていると大変参考になりますので合わせてお願いいたします。
  • アレルギーに関する質問は何でも聞いていただき疑問を解決していただきたいのですが、聞きたかったことを忘れてしまうという方は多いです。事前にメモをして持ってきていただくとよいと思います。せっかく時間をとって来院するからには悩みを少しでも解決するお手伝いをさせていただきます。

【初診の方へ】

現在、他院に通院中の方でも希望があれば是非ご相談ください。かかりつけのある方は紹介状や今までの検査結果をご持参ください。紹介状がありませんと診療費以外に特定療養費が別途かかりますのでご了承ください。かかりつけがない方や、あるけど紹介状をもらえない/もらいづらいなどの事情がある方は関連施設である「湘南かまくらクリニック」を受診していただければ適宜対応させていただきます。また湘南かまくらクリニックでは火曜日の午前診はアレルギー担当医が在中しています。詳しくはクリニックHPをご覧ください。

湘南かまくらクリニック

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