手術看護
認定特定看護師
手術を受ける患者さんと関わる中で手術看護に大きなやりがいを感じ、2017年に手術看護認定看護師の資格を取得しました。そして今まで培ってきた手術看護の知識・技術と、麻酔管理の視点を結びつけることでより患者目線での手術医療の提供につながると考え、2021年に術中麻酔管理領域の看護師特定行為研修を受講しました。
現在は月に2回麻酔科に所属し、麻酔計画の立案や、指導医と共に麻酔管理をしています。特定看護師としての活動を重ねることで、手術看護業務の視点も広がり、さらに後進育成にも大いに役立っています。
特定看護師は特定行為を行うことが目的ではなく、活動を通して得たものを患者さんが安全にそして安心して手術医療を受け、周術期を送るために活用していくべきです。今後も『看護師が麻酔管理をする意義』を考え続け、その価値を体現していきたいです。
クリティカルケア
認定看護師
私は2017年に救急看護認定看護師を取得、その後、医学的知識と看護の知識を共有することでタイムリーな医療・看護を患者に提供できると考え2022年に特定行為研修(救急区分)を受講しました。現在はERの所属長として勤務をしています。
湘南ERは、国内トップクラスの救急搬送受入をしており、緊急度・重症度の判断、多重課題への対応力が求められます。その為、部署では臨床推論能力向上に向けた指導を中心に行っています。院内の活動としては、シミュレーション教育や救急看護コースの運営を担っています。
特定行為研修を修了したことにより、自らが判断・解釈をした上で医師に報告し、医師の指示のもとに特定行為を実践することができるようになりました。迅速に対応ができたことにより、患者さんの状態変化を防ぐことができ、特定行為が患者さんに還元できたと実感しました。
今後も「楽しく看護実践をする」ことをモットーに、患者さんのため尽力していきます。
集中ケア認定看護師
集中ケア認定看護師を取得したきっかけは、重症患者の看護をもっと深めたいと考えたからです。病院では、入院時から退院を視野に入れた管理が必要となります。救命するだけでは社会復帰は難しく、病棟での継続看護の重要性を感じています。
当院は救急車の受け入れ台数が非常に多く、緊急入院の患者さんが多数います。病棟において、重症な患者さんや急変している患者さんの元へ、いち早く出動することも役割の一つです。また、病棟で重症患者のケアに困った時は相談も受けています。依頼があった際は、必ず病棟に赴いて患者さんの様子を一緒に観察し、一緒に対応します。
さらに、集中ケアと救急看護認定看護師で共同し、看護師の急変対応スキルの向上に焦点を当て、急変察知のノウハウなども伝達しています。看護師の“何かおかしい”と感じる能力は高いため、その“何か”を一緒に言語化していくことで、異常の早期発見に努めていきたいと思います。
皮膚・排泄ケア
認定看護師
皮膚・排泄ケア認定看護師が携わる分野は創傷・オストミー・失禁ケアと非常に多岐に渡っており、現在当院では2名が専従で活動しています。
創傷分野は褥瘡・MDRPU・IADなど全ての創傷に介入しており、週1回の褥瘡対策チーム回診と連日病棟ラウンドの実施、教育研修など予防的・治療的ケアに取り組んでいます。看護専門外来はストーマ外来とフットケア外来を実施しています。当院でのストーマ造設件数は年間100件前後であり、緊急手術も多く、あらゆる状況に対応が求められてきます。フットケア外来もフットケアチームとして院内活動に取り組んでいます。また退院後は施設や訪問看護と連携をとり、ケアのフォローアップをしています。
皮膚・排泄ケア認定看護師はスキンケアを基盤として、病院・外来・在宅と幅広く活躍できる分野です。今後はよりさまざまな場所で高度なケアの提供と活動の拡充を目指して、後進者の育成と共に活動する仲間を求めています。
診療看護師(NP)
当院には、診療看護師(NP)は7名在籍し、全員が院内での研修を修了し外科・総合内科・総合診療科・脳神経外科・脳卒中科・心臓血管外科に配属され勤務をしております。
私は一般内科病棟、集中治療室で経験を積んだ後、大学院に進学し診療看護師(NP)の資格を取得しました。看護師としての経験は、診療看護師(NP)として働く上で大きな強みとなっています。患者さんに寄り添い、近くにいる看護師だからこそ気が付ける状態の変化があります。患者さんの状態変化を適切に捉え、身体診察、医学的な知識を基に総合的にアセスメントを行い、医師や多職種と連携・協働しタイムリーで質の高い医療が提供できるよう尽力しております。
また、患者さんのことで看護師や多職種から相談を受けた際、医師へと繋ぐ架け橋としての役割も担っています。看護師と医師の両方の面を知る自分だからこそできることも多く、やりがいを感じています。
認知症看護認定看護師
認知症看護認定看護師を目指したのは、認知症ケアの研修を受講したことがきっかけです。当時、認知症のある患者さんと上手く関わることができず、患者さんが急に怒りだしてしまうことがあり、その時にどのように話しかけたらよいのかわからず、自身の看護に自信がありませんでした。スキルアップする中で、認知症ケアの研修を受け、ケアを学び、対応一つで表情が変わっていく患者さんの姿にやりがいを感じ、2021年に認知症看護認定看護師の資格を取得しました。急な入院は患者さんにとって、心も体もストレスを感じ混乱を招きやすいです。認知症看護認定看護師は、回診やカンファレンスに参加し、患者さんの治療に携わっています。患者さんが安心して治療を受けられるように、耳を傾け、その人を知り、その人らしく住み慣れた地域で生活できるように支援をしています。
日本フットケア・
足病医学会認定師
日本フットケア・足病医学会認定師は、フットケアの専門的知識と技術により下肢障害の予防・ケア・フォローアップを行うことで患者さんのQOLを高めることを目的としています。
当院のフットケア外来は、看護専門外来として専門性の高いケア技術により様々な診療科に対応しています。糖尿病性足病変の他、リウマチや慢性腎不全での下肢閉塞性動脈硬化症の予防や管理など幅広い分野に携わっています。医師のフット外来における診療サポート、フットウェア外来での装具や靴の指導など、フットケア領域での知識と技術を活かした活動は多岐にわたります。
また、チームコーディネーターの役割も担っており、安定した集学的治療が提供できるようチーム運営に尽力しています。
その他、日本透析医学会や腎臓リハビリ学会など、様々な学会参加、演題発表や講師、執筆などの活動にも挑戦しています。
感染管理認定看護師
感染管理認定看護師は感染対策室に所属し、患者さんと職員の安心・安全を守るために日々活動しています。院内の感染症データを集めて分析し、科学的な根拠に基づいた対策につなげる活動や、職員教育研修の実施、病棟ラウンドを通して療養環境の整備に取り組んでいます。保健所や地域の医療機関とも協力し、感染症法に沿った取り組みを進めており、介護施設等に向けて研修を実施するなど地域ぐるみで感染対策に取り組んでいます。
当院には海外からの患者さんも多く、さまざまな感染症について学びながら成長できることが、この仕事のやりがいです。院内外の感染対策に関する相談や質問に応じるコンサルテーション業務を通じて「この病院なら安心」と思える環境を維持することが私の使命です。
認定レシピエント
移植コーディネーター
当院では2012年に外科病棟で腎移植が開始されました。移植医療に対する専門的な知識を持ち、移植チームの中心として活躍する先輩に憧れて、2017年に日本移植学会認定の資格を取得しました。取得後は腎臓内科病棟にて、腎移植だけでなく腎不全の保存期や透析医療についても学びを深めました。現在は主に外来で活動し、腎不全の患者さんやそのご家族にとって最善の腎代替療法選択ができるよう、気持ちに寄り添い丁寧に腎移植の説明をしています。移植は健康な臓器を提供してくれるドナーの方がいて成り立つ医療です。ただ腎移植をすすめるだけではなく、倫理的な問題はないか、医学的なリスクはどうか、患者・家族の思いはどうか、移植チーム内の連携や調整をとりながら安全かつ円滑にコーディネートすることが求められます。家族を助けたい、移植をして元気に人生を謳歌したい、そんな患者さんの思いを支えていくことにやりがいを感じています。